藍の葉のジュースを作ります
藍の葉のジュースを作ります

鹿沢園地サマーウィーク期間中の8月7日に、嬬恋産の藍の生葉を使った草木染めを行いました。 染めたい布を藍の染色液に10分ほど浸したあと、広げて日光で乾かせばできあがりです。

染めたばかりの時は緑色をしていますが、次第に青くなっていきます。 染める前に布を糸などで所どころしばっておくと、その部分は薄い色になり、模様をつけることができます。参加者は星形やハートマークなど、思い思いの模様作りを楽しんでいました。

どんなふうに染まってるかな?
どんなふうに染まってるかな?

藍はタデ科の植物で、古くから染料として用いられてきました。 紀元前4500年前のインダス文明の遺跡から、藍染めの工房跡が見つかっています。

藍で染めた布には虫よけの効果があると信じられていて、古代エジプトではミイラを包む布にも使われていました。

藍は原産地のインドから、シルクロードを経由して日本に伝えられたと考えられています。 江戸時代になると、藍染めは広く一般に普及するようになりました。

できあがり!
できあがり!

1890(明治23)年、日本を訪れたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、日本の第一印象について、 「一般の人が着ている着物地は、紺色が大部分を占めているが、その紺色がまた、店屋店屋の暖簾(のれん)の色をも支配している」 と記しています。 そして異国の人達は、この藍で染めた色を「ジャパンブルー」と呼ぶようになりました。